月経期の検査で分かる値って具体的に何?
こんにちは。
初ママpaddyです♡
いつも私のブログを読んで下さり、本当にありがとうございます。
「他嚢胞卵巣症候群」「甲状腺機能低下症」と診断された私が、
数年間の不妊治療を経て、妊娠出来るまでの記録です。
私の経験が1人でも多くの方の力になれたらと思い、毎日ブログ更新中です!
前回は、不妊治療の最初のステップである『検査』について、どのような内容があるのかを記載しました。
前回の記事の中で、『検査』は月経期に沿って行うということを記載しましたが、それぞれの月経期で具体的に何が分かるのか更に詳しく今回は記載をしていきます!
【月経期】
・LH(黄体化ホルモン)/FSH(卵胞刺激ホルモン)/PRL(プロラクチン)/E2(エストロゲン)測定
・LH-RHテスト(黄体ホルモンと卵胞刺激ホルモンの反応をみる検査)
・TRHテスト(プロクラチンの反応を見る検査)
➡月経期では、主に血液検査でホルモン値を測定します。
前回大まかに、月経期に行う検査として、上記を記載しています。
メインとしては血液検査となりますが、結果の紙を見ても記載されている値がいったい何を示しているのか私たちにはほとんど分かりません。
そこで今回は、最初に各値が何を示しているのか具体的に記載しますので、検査結果の紙がある方は照らし合わせながら確認してもらえると嬉しいです !
■FSH・・・脳下垂体から分泌される卵巣刺激ホルモン
卵巣での卵胞発育を促します。正常値は3.5~12.5であり、通常は10以下です。
15~20を超えると卵巣機能が低下している可能性があります。その場合、考えられる症状として、排卵障害(月経不順)、卵巣性無月経(早発)閉経があります。
■LH・・・黄体形成ホルモン
卵巣での卵胞成熟と排卵を促し排卵後の黄体を刺激します。通常は10以下ですが、10を超えると排卵障害の可能性があります。
正常値2.4~12.6です。こちらも数値が高く異常がある場合は、FSHと同様の症状が考えられます。
このFSHとLHは、ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)といって、脳下垂体から分泌されるホルモンの一種です。女性の体は、脳の視床下部から分泌される「コナドトロピン放出ホルモン」によって支配され、卵胞の発育や成熟、排卵などの月経周期が正常に営まれています。
そのため、この二つのホルモンの比が重要となり、LH<FSHが正常で、LH≧FSHの場合には、排卵障害の可能性があります。
因みに私はこの多嚢胞卵巣症候群でした。多嚢胞卵巣症候群であっても、しっかりと排卵誘発を利用し治療をすれば、妊娠出来ますので安心して下さいね!
■PRL・・・プロラクチン(乳腺刺激ホルモン)
乳腺の発達と乳汁分泌に関与します。正常値は3.4~24.1です。正常値よりも高い場合には、排卵障害や流産の原因となることがあります。
また、前回は記載をしていませんが、病院によってはPRLと併せて、TSHという値の測定をするところがあります。
■TSH・・・甲状腺刺激ホルモン
甲状腺を刺激して、甲状腺ホルモンの分泌を促します。甲状腺機能異常は不妊や流産の原因となることがあります。正常値0.54~4.54ですが、異常高値の場合には、甲状腺機能低下症、異常低値の場合には甲状腺機能亢進症となります。
甲状腺機能低下症には、「橋本病」甲状腺機能亢進症には「バセドウ病」などがあります。
個人的には、このTSHの測定はとても大切だと思います。
私は、最初小さな病院に行っており、検査の中でTSH検査がありませんでした。その後体外受精のために、大きな病院に変えた際に、TSH検査があり、甲状腺機能低下症であることが分かりました。
即紹介状を作成してもらい、甲状腺の病院で治療をしました。
甲状腺の治療をした結果が、私の長い不妊治療を終わらせてくれたのではないかと思っています。
甲状腺は、これからも永遠に薬を飲み続ける必要がありますが、妊娠は出来ます!有名な方だと、歌手の綾香さんはバセドウ病ですが妊娠していますよね!
■E2・・・エストラジオール17β(卵巣ホルモン)
生殖器の発育、卵胞成熟指標、子宮内膜の肥厚の作用があります。正常値は、25~195ですが、異常高値の場合は卵巣過刺激症候群、低い場合は卵巣機能不全、卵巣低形成、下垂体機能低下症となります。
以上が、【月経期】に行う検査での値詳細です。私はこの検査で、問題が2つ発生をしていますが、このように無事妊娠をしています!正直、甲状腺の際には目の前が真っ暗になりましたが、しっかりと治療をすれば大丈夫です!
まずは、課題を見つけることが大切です。不妊に悩んでいる方がいれば、是非検査から初めてみてはいかがでしょうか。
今回のブログが、不妊で悩んでいる方の少しでも役に立つことが出来れば嬉しいです!
最後まで読んで下さり、ありがとうございます!
次回は【卵胞期の検査で分かること】について記載します。
今回の記事に対して、何かご質問・ご不明点・ご相談があれば、どうぞお気軽にコメント下さい!